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  4. 再発・転移について
  5. 再発・転移の検査について

再発・転移が疑われた場合の検査は、部位や臓器、患者さんの症状などにより異なります。

局所再発の検査

乳房温存手術を受けられたかたの温存乳房に対する検査には、マンモグラフィや超音波、MRIによる画像検査を行います。乳房全切除術を受けられたかたの胸の周辺の検査には、超音波やCT、MRIによる画像検査を行いますが、遠隔転移の可能性がある場合には、あわせて遠隔転移の検査(下記を参照)も実施します。
なお、手術をしていない側(健側)の乳房にがんがみつかった場合は、再発ではなく、新たな乳がんであることがほとんどです。新たながんの早期発見・早期治療のためにも、定期検診は必ず継続して受けるようにしましょう。

遠隔転移の検査

乳がんの遠隔転移は、画像検査でみつけることができます。問診や触診に加え、それぞれの部位や臓器にあわせた検査を行います。

部位ごとの主な検査

血液検査(腫瘍マーカー)は、すべての部位の発見につながることがあります。

現時点では、症状のない転移がんの早期発見・早期治療が生存率の改善につながることは確認されていません。骨シンチグラフィやCT、PETなどの画像検査による医療被曝のリスクもあることから、再発リスクが低い乳がんに対しては、頻繁に画像検査を行うことは推奨されていません。