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手術で切除した切除標本を5mm程度の間隔で連続して切り、がんの拡がり具合や切除した端(切離断端せつりだんたん)にまでがん細胞が拡がっていないかを詳細に検査する方法です。乳房温存手術でがんがきれいに取れたか、取り残しがないかどうかを検査する時に行われます。切離断端にがん細胞がある時は、温存した乳房にがん細胞が残っている可能性があり、その程度によって、放射線の追加照射をするか、再切除あるいは乳房の切除をするかを決定します。

監修:順天堂医院 乳腺センター 霞 富士雄