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  4. 穿刺吸引細胞診

細い針をつけた注射器で超音波ガイド下にしこりを刺し、細胞を細針内に吸引して、ガラスに吹きつけて染色し、細胞の性質を顕微鏡で検査する方法です。細胞を直接検査できるので、良性か悪性かの診断をほぼ確定することができます。ただし、悪性かどうかを判断するのが難しい(悪性疑い)細胞、あるいはがんを良性と見誤ることもまれにありますので、下記の組織診の方が確実であり、また、手術前に薬物療法(PST)を行うこともありますので、最近は太針穿刺組織診へ移行しています。しかし、穿刺吸引細胞診は簡潔で、かつ短時間で診断できますから、使い方によっては有用な検査になります。

監修:順天堂医院 乳腺センター 霞 富士雄