暮らしのエッセンス
#暮らし“芳賀流”整理・収納術 ステップアップ編
整理・収納場所の共有はできても、「実際に収納してみると大変…」と感じるかもしれません。というわけで、芳賀家の引き出しや棚を覗いてみました。 そこには、簡単に、使いやすく整理するアイデアがたくさんあります。
リビング
常備薬は共有スペースであるリビングに。箱の上蓋を切り取ってそのまま引き出しに収納されています。「これなら数が減ってきても一目で分かるから便利なんです」。
玄関回り
靴は、よく履くものだけを下駄箱に。後はそれぞれの部屋にしまってもらう。 スニーカーや紳士靴など、かかとを持って取り出す靴は後ろ向き、ヒールやサンダルなど、前側を持つものは前向きに収納しています。
置き場所で悩むのが掃除機。芳賀家では、下駄箱横のゴルフバッグ用のスペースを活用しています。 家の一番奥の部屋から玄関に向かって掃除をするように心がけると、片づける時も楽チンです。
玄関脇の収納棚。「折たたみ傘」「ティッシュ」などラベルが貼られています。こうすることで、空いていても違うものを置いてしまうようなことがありません。
キッチン
キッチンの収納は、コーヒーメーカーの近くの棚にはコーヒーカップというように、作業効率を考えた置き場所が基本。 鍋やザルは、水を使うことが多いのでシンクの近くに、フライパンはガスレンジの近くに収納されています。 お皿は、盛り付けをする場所に近い所、めったに使わないお皿は別の場所に収納。
料理の度に必要なおたまや、菜箸は常にキッチンに置く。「きっちりしすぎないのもコツなんです」。
寝室
洋服は、スーツやジャケット以外は畳む方が形が崩れにくいです。洗濯したものはてぬぐいをかけて、一度着てまだ洗濯しないものと区別するようにしています。 服は上の引き出し、パンツは下と、イメージを考えて収納します。家族も収納先が身体とリンクしてイメージしやすくなります。
書斎
医療関係の書類、公共料金や税金の明細、電化製品の取扱説明書…。とにかくたくさんある書類関係は、項目ごとにファイリングケースに。「支払いが終わったカード会社の請求書などは、レシートと突き合わせて口座振替が済んだら処分します。
芳賀裕子さん
お片づけコーチ、整理収納アドバイザー認定講師。
環境に配慮した整理収納を個人宅や企業に提案している。著書に『収納のきほんおさらい帖』(小学館)がある。現在、東京・武蔵野のマンションでご主人と一男一女のお子さんとの4人暮らし。ブログでも、お片づけのコツを公開中
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