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市販の遺伝子検査と病院で行う遺伝子検査は違うのでしょうか?

最近、がんの発症や生活習慣病のリスクを判定するとうたった遺伝子検査サービスがインターネットなどで販売されています。こうした検査で調べている遺伝子は、「疾患関連遺伝子」あるいは「疾患感受性遺伝子」と言われ、病気のリスクに影響する可能性はあるものの、その影響はごくわずかで、遺伝性の病気の診断を目的として病院で行う検査(遺伝学的検査)とは別のものです。市販の遺伝子検査で得られた結果をもとに健康管理を行うメリットがあることは証明されていません。
ご自身ががんと診断されていて、がんに関連した遺伝子検査を希望される場合には、まず、担当医師にご相談ください。また、治療以外の遺伝に関わる不安や疑問については、遺伝の専門家による遺伝カウンセリングを受けられるのがよいでしょう。

※検査には、保険診療で受けられるものと、自費診療(保険外診療)となるものがありますので、詳しくは担当医師へお尋ねください。